皆さんは配信をしていますか?配信をしている方はどのような理由で配信をしていますか?
私はいわゆる”配信者”として活動を始めておおよそ3年が経とうとしているなか、そのうちの2年半ほどは休んでいたような気がします。もしかしたらもう少しくらい長くやってはいるかも。1ヶ月くらい。
とはいえ、やる気がないから休んでいたわけではなく、振り返ってみるとむしろやる気があって空回りしているような3年間でした。
現在ライバー事務所に所属して活動をしていますが、配信をするにあたって「事務所勢ライバーとして成果を出さなければいけない」「公式ライバーなのだからリスナーさんを楽しませなければいけない」「ライバー活動は自己表現の場でなければいけない」といったべき論に捕らわれすぎて、配信自体が苦しくなりがちで「どのような配信をしたいのか」がすっぽりと抜け落ちていたように思います。
ある配信者さんの配信を覗いたとき、「やっと自分のやりたい枠の雰囲気ができてきた」と仰っていました。
枠作りが大事というのは頭では分かってはいるつもりではいるのですが、いざ自分の配信にフォーカスすると途端に何をすればいいのか分からなくなって「じゃあまず見てもらえるすごいことをしなきゃ」「すごいものを作らなきゃ」「すごいものはすぐには作れないからそれまでは休まなきゃ」と極論に到達してしまいます(もちろんプラットフォームごとに配信の雰囲気の違いはあるので、自分の性格や雰囲気に合うプラットフォームを選ばないと大変になるということ自体はありますが)。
私はどのような配信の雰囲気が作りたいのか、どのような人たちと同じ時間を過ごしたいのか、そもそもなぜ自分は配信をしたいのかが見えてこなかったんですね。
とはいえ周囲には配信者らしく配信できている方は既にたくさんいらっしゃるわけで、何かヒントが得られるだろうと思い「配信をする理由」で検索したところ、良い記事を発見しました。
参考:配信考察<4>~【配信者向け】 配信をしたい理由からどんな配信コミュニティを作るのかを考える~ – note
よく色々な場面で活用される「マズローの5段階欲求」、ここでも見るとはという気持ちではありましたが、自分のなかではしっくり来たので参考にさせていただきました。
詳細は割愛しますが、配信者が「配信でやりたいことを表現する場」として活動するのであれば、下2段階の「生理的欲求」「安全欲求」は満たしている必要があると思います。もちろんそうでなくても配信をしていくことはできるでしょうが、例えば生理的欲求や安全欲求を満たすために配信をするとしたら、配信者としてそれ以上の進展はかなり厳しくなるのではと思います(もちろん「配信者」像は人によって異なるのであくまで主観にはなりますが)。
少なくとも自分の目指す方向としては「自己実現欲求」を満たすことにあるため、そこへ向かうためのステップを検討します。
これまでの自分は「配信とは自己実現欲求を満たす場でなければならない」という意識が強く、自己実現の環境づくりに注力していました(3Dがやりたいことの1つだとしたらクオリティの高い3Dを作れるようになるまで配信をしない、物語作品も同じ、弾き語りは齧る程度にはできるので時々配信をする、など)。
しかし、ここにはひとつ罠があり、それ以前の「承認欲求」「社会的欲求」へのアプローチが抜け落ちています。3Dであれば3Dの、物語作品であれば物語作品、弾き語りであれば弾き語りや音楽など、そういったコミュニティ(社会・グループ)へ所属し、そのコミュニティの中で評価されたいという意識の中で情報交換やコミュニティ内での競争による技術向上を経て、オリジナリティ・自己実現に向かうのが本来の流れになるかと思います。思えば守破離も同じような考えですね。
その順序を破ると、最悪の場合「すごいものを作っても見てくれる人がいない」状態に陥る可能性が出てきます。コミュニティに属していないということは見てくれる人、感覚を共有・評価し合える仲間がいないのですから母数は少なくなって当然です。
そうなると、まずやるべきは自分のやりたいことを既に行っているコミュニティに属する、そのコミュニティ内で行われていることを学ぶところから始める必要があるのではないかという結論に行き着きました。
そう考えると、明確なやりたいことがない中でライバー事務所に入ってリソースゼロから配信を始めるというのはなかなかリスキーですよね。やりたいことをしているわけではないのにファンが付いてしまう、やりたいことがないから仲間もできない。自分の属するコミュニティは何のために存在しているのかが分からなくなってしまう恐れがあります。
そもそも明確なやりたいことや目標があればそうはなりませんし、箱推ししているリスナーさんがとんでもなく多かったり(有名事務所など)、同じ目標を持ったテーマ型のライバー事務所(探していないので現時点であるかは分かりませんが、弾き語りVライバー事務所など)があればそこに所属するだけで社会的欲求がクリアされるので話は別でしょう。もちろん特に理由もなく配信をすることを否定するわけでもないので、それもそれでいいとも思っています。
長々と書きましたが、自分がこれからどのような配信者となるかは分かりませんが、今年はそれを見つけるためにもまずは多くの配信者さん方と交流して自分の方向性と照らし合わせながら、配信者としての方向性を見つけられるような一年にできたらいいなと思っています。
例えば、まずは弾き語りしている方や3Dを作っている方、その他作品づくりをしている方、質の高い配信をしている方の配信にリスナーとして参加させていただいてどのような配信をしているのか勉強をしたり、ゆくゆくは気になる方とコラボをさせていただいてトークセッションしたり、共通の話題で盛り上がれる配信者さんやリスナーさんともっと密にお話できる機会を設けたりしながら、独自のコミュニティを作っていったり高め合える環境が作れたらいいなって思っています。
これは配信に限った話ではないと思います。「自分はどんな配信がしたいんだろう」「(配信に限らず)自分はどんなことがしたいんだろう」と思った方が少しでも前に進めるヒントになれたら嬉しいです。
人生は短くもあり長くもありますからね、進んだり迷ったり、時には立ち止まったりしながら各々のペースで良い感じに生きていきましょう。
それではまた。